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CT検査

CT検査とは

CT検査とは

CT検査とは、X線を照射して体内の臓器や骨、筋肉などの組織を断層状に撮影することができる検査機器です。肉眼では確認できないような隠れた異常を発見できる他、時間を空けて撮影することで病状の変化を時系列で確認することが可能です。

当院では、被ばく量を最小限に抑え、短時間で高精度な画像検出が可能な最新のCT検査機器を導入しています。CT検査に関して何かご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

クリニックにCTがあると、
何が便利なの?

CT検査機器は、医療機関の規模によって導入している場合としていない場合がございます。CT検査機器を導入していない場合には、診療後に紹介状を書いてもらい、他の高度医療機関へ紹介状を持参して検査を受ける必要があります。

一方、当院ではCT検査機器を導入しておりますので、ご希望の際には即日で検査を行うことが可能です。

お仕事等で日々ご多忙な患者様の中には何度も通院することが困難なことを理由にCT検査を回避されるケースが多く見られますが、当院ではご負担なく検査を受けることができます。ぜひご利用ください。

検査でわかる病気

頭部

頭部

以下のような頭部の障害や疾患を診断する上で有効です。

  • 副鼻腔炎
  • 脳出血
  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳腫瘍
  • 外傷等で頭蓋内に血腫が見られる場合

など

なお、当院では造影剤を使用したCT検査は実施していませんので、脳動脈瘤の疑いがある患者様で造影CT検査やMRI検査が必要な場合には、当院と連携する高度医療機関をご紹介いたします。

胸部

以下のような胸部の疾患を診断する上で有効です。

  • COPD(肺気腫)
  • 肺炎
  • 気管支拡張症
  • 間質性肺炎
  • 結核、非結核性抗酸菌症、真菌感染などの慢性感染症
  • 大動脈瘤
  • 胸膜中皮腫
  • 肺がん

など

腹部

腹部

以下のような胃カメラや大腸カメラでは確認することができない、腹部の臓器や組織の状態を確認する上で有効です。

  • リンパ節
  • 肝臓
  • 胆のう
  • 腎臓
  • 副腎
  • 膵臓
  • 脾臓
CT検査と腹部超音波検査の違いは?

CT検査と同様に体内の状態を確認することができる検査に腹部超音波検査があります。しかし、腹部超音波検査の際に使用する超音波は脂肪やガスを通過しづらい特徴があるため、腹部の検査では正確に体内の状態を確認できないケースがあります。一方、CT検査の場合は微小な被ばくのリスクはありますが、高精度な検査が可能です。

当院のCT検査

即日撮影・即日一次結果説明

当院では、条件を満たせば即日でCT検査を受診することが可能です。当院のCT検査では専門の放射線技師と医師が連携し、短時間で高精度な検査と丁寧な検査結果の説明に努めております。

なお、当日の予約状況によっては即日のCT検査が行えないこともありますので、確実に検査を受けたい場合には事前予約を推奨しています。

短時間で撮影

当院が導入しているCT検査機器では、一度に16断層を撮影することが可能です。また、頭部や胸部、腹部の検査では30cmの幅を8.6秒という短時間で撮影することもでき、患者様の負担もほとんどなく検査を行うことが可能です。

身体への被ばくを最小限にした検査

当院が導入している最新のCT検査機器は、放射線量を最小限に抑えつつ高精度な画像検出が可能です。従来の機器では放射線の影響を受けやすい水晶体や乳房、甲状腺などはCT検査のリスクが高いとされていましたが、現在の最新機器では安心して受診することができます。

高い検査品質

当院が導入している最新のCT検査機器では、高精度な3次元任意断面の画像検出技術によってレントゲン検査では見逃されがちな微細な病変まで余すことなく発見することができます。また、AIDR 3D Enhancedという技術を搭載することで、検査の際の被ばくリスクを大幅に軽減することも可能にしています。

大開口径780mm

当院が導入している最新のCT検査機器は開口部が780mmと広く、腕を上下させることが困難な患者様でも負担が少なく撮影を行うことが可能です。また、撮影の際に横になっていただく寝台の高さも312mmと低めの設計なため、足腰に障害をお持ちの患者様や車椅子を使用している患者様でも負担が少なく乗り降りが可能です。

CT検査の流れ

検査にかかる所要時間はおよそ10分間となります。

Step1.

検査用のベッドに横になっていただきます。
その後ベッドが自動で動き、トンネル状の検査装置の中に体が入っていきます。

Step2.

位置を決定するための撮影を行います。

Step3.

CTスキャンによる撮影を実施します。
なお、胸部や腹部などを検査する場合には5〜10秒程度息を止めていただく必要があるため、検査技師の合図に合わせて息を止めてください。

Step4.

撮影が終了したら、検査用ベッドが自動で元の位置に戻り、終了となります。

検査を受けるとき、
何か気をつけることはある?

CT検査では、体に金属を着用しているとノイズによって検査精度が低下します。そのため、検査時には以下のものを外す必要があります。あらかじめご了承ください。なお、当院では検査着に着替えることもできますので、ご希望の場合には事前にスタッフまでお申し出ください。

  • ネックレス・ピアス等の金属製のアクセサリー
  • 金属の入った下着
  • ズボンのベルト・ファスナー
  • メガネ・ヘアピン・補聴器・入れ歯
  • カイロ、エレキバン、湿布

当院でCT検査を希望される
医療関係者の皆様へ

当院のCT検査では最新鋭の検査機器を導入し、専門の放射線技師が検査を担当します。短時間で高精度な検査を行うことが可能なため、近隣の医療機関の関係者様にも広くご利用いただいております。

撮影方法や詳細に検査してほしい部位など、何かご不明な点やご要望がございましたら、お電話にてお気軽にお問い合わせください。また、検査をご希望の場合には事前にWEBかお電話にてご予約をお願いいたします。

検査結果について

検査画像はCD-Rに保存し、検査結果とともに後日郵送にて医療機関へお送りいたします。

よくある質問

CT検査は誰でも受診可能ですか?

ほとんどの場合は受診可能ですが、以下の項目に該当する場合には検査を行えない場合がございますので、事前にスタッフまでお申し出ください。

現在、ペースメーカーを装着している方

多くの場合、検査は可能ですが、中には誤動作防止の観点からCT検査を制限している機種もございます。使用中の機器が検査可能かどうかは事前に担当医が確認しますので、ご来院の際にペースメーカー手帳をご持参ください。

現在、埋込型除細動器を装着している方

機器の本体部分を撮影すると誤作動を起こす恐れがあるため、本体部分以外の部位のみ検査可能です。

現在妊娠中か妊娠の可能性がある方

胎児がX線によって悪影響を及ぼす恐れがあるため、基本的にはCT検査は推奨しておりません。ただし、病気等で緊急性を伴う場合には、医師の判断のもと実施することもあります。

検査前の食事制限は必要ですか?

頭部・胸部をCT検査する場合

食事制限は特に必要ありません。

腹部をCT検査する場合

腹部を検査する場合には、検査の3時間前からは食事を取ることはできません。そのため、午前中に検査を行う場合には朝食を、午後に検査を行う場合には昼食を抜いてご来院ください。なお、水やお茶による水分補給は問題ありません。

また、現在薬を服用中の場合は、検査前にも普段通り服用していただいて構いません。ただし、糖尿病でインスリンや血糖降下薬を使用している場合には、検査前に一時的に服用を中断していただく必要があります。